COLUMN

“成長した子供”であるみなさま(施設関係者・保護者のみなさま)へ。
こんにちは、キボロコ代表の榎本です。

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理想のインクルーシブ遊具は、ハンディキャップある方に手加減しない!? というお話

『インクルボード』はインクルーシブ遊具であることを目指し開発しています。インクルーシブ遊具とは、ハンディキャップがある方もない方も一緒に遊べる遊具という意味ですが、教育分野での同様の意味としてのインクルーシブ教育が徐々に注目され、それにつれて、インクルーシブ遊具という言葉も理解されやすくなってきました。

ハンディキャップのある方にも楽しんで頂けるようにするため、試作品を体験頂き評価を得る機会を重ねています。そのような機会では、居合わせたハンディキャップのない方も一緒にたいへん楽しんで頂いていることを実感します。

日常では、ハンディキャップある方と関わる機会が稀であったり、どのように接すればいいか戸惑いを感じることもあろうかと思います。しかし、遊びを通して関ることは、心理的に敷居が低く関われる効果があります。しかもインクルボードは、障害の程度にもよりますが、ハンデを意識せず遊べることを目指し工夫している遊具なので、遊んでいる間は対等な協力・競争関係を築くことで、障害の有無を忘れ夢中になっていることもしばしばです。

大型でアクティブな遊具に見えるインクルボードですが、実際は紐をひっぱる体力さえあれば、特に体力を必要とするものではありません。ハンディキャップがない方とハンディキャップがある方が一緒に競って遊ぶとき、あるいは老人と子供が一緒に遊ぶときも同様です。

私は、いつもみなさんにお伝えしています。「どうぞ、手加減せずに。」
誰もが、ほぼ対等に遊べることが優れたインクルーシブ遊具であり、『インクルボード』はそれを目指しています。